春になれば桜鯛といわれ、鯛の一番美味しい時です。
「3〜4月の桜花の頃、肥満の頂点にて、錦鱗鮮紅の光輝を放つ」と美味求真に書かれています。
産卵期になると、浅瀬に餌を食べに、瀬戸内海へ入ってきます。
潮流の厳しい鳴門海峡をもぐってくると、頭・ひれ・体が紅くなり、金鱗になり、頭・骨に節をつくります。
(コブ鯛と呼ばれ、縁起が良いとされます)
冬の厳寒中は、外洋の海底に住み、
春になると瀬戸内海へ入ってくるのですが、
鳴門海流から入ってくるのと、豊後水道から入ってくるのがあり、
9月頃、外洋へ出る時は、それぞれ入ってきた海峡より出て行くそうです。
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