2014/2/4
美味求真
この頁では、当店の自慢の料理や
めずらしい料理、おふくろの味の料理を
紹介させて頂きます。
 

 
 

前頁 目次 次頁

19  大豆・いわし料理
2月3日、「節分」。「節分」といえば、立春、立夏、立冬の前日を昔は、言っていたそうです。しかし、室町時代以降、農業始めと春を迎える喜びの日にあたる立春の前日だけが重要視され、「節分」をお祝いするようになったそうです。
 そして、2月3日、焼いたいわしの頭をひいらぎに指し、戸口に飾ります。いわしは、悪臭をだして、鬼を退散させ、ひいらぎは、とげで鬼の目を指して、家の侵入を防ぐという言い伝えがあります。
 また、が「魔滅」に通じ、邪気を払うことから、大豆をまいたり、年の数だけ炒り豆を食べる風習があります。そもそも、大豆は、「畑の肉」「畑のまぐろ」といわれるようにタンパク質のかたまり。脳のぼけ予防に役立つレシチンも豊富です。節分に、大豆を食べるのは、健康維持を願う、古人の生活の知恵ともいえるでしょう。
 節分には、脂ののった鰯の塩焼き、大豆と野菜の煮物などで、食卓を飾り、無病息災を願う行事食をいただきたいものですね。


戻る