鯛が美味しい季節になりました。
桜の花が盛りのころ、産卵のため内湾の浅瀬に
群集する鯛のことを「桜鯛」または、「花見鯛」と呼びます。
鳴門鯛は鳴門海峡の急潮にもまれて育ちます。
瀬戸内海で、顔にコブのある鯛が釣れると、
縁起が良いそうです。
このコブ鯛は、鳴門から金毘羅参りした鯛だと言う事です。
万葉時代には、鯛を入手するのは大変でした。
銛で突くか、釣り糸を垂れることでしか
鯛を入手することができなかったのですから・・・。
春に浅瀬に寄ってくるから
捕らえる事が出来たんですね。
「ひしお酢に ひるつきあてて 鯛願う
我になみせそ なぎのあつもの」
ひしおに、刻み葱と柑橘の酢の味付けで、
鯛を食べたい。私には菜の汁などを見せないでくれ。
という意味の短歌が万葉集で詠まれています。
四国三郎では、万葉の鯛の食べ方で
お客様におすすめしています。
ちなみに4月10日頃が徳島の桜の見ごろということです。
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